死村

ライラ  2007-11-21投稿
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19XX年、茨城県のとある村で事件は発生した、。
犯人は未だ見つかっていない。見つかったのは、子供から老人まで合わせて78人の遺体。
村人全員が殺されたのだ。
それから半世紀以上たったの2007年8月、東京からある若者グループがこの村(現在は家屋等は取り壊され村としての原型はとどめていないが)を訪れた。 
同じ大学のサークルのいわゆる心霊サークルの4人とと廃墟サークル3人の集まりで。
廃墟マニアと心霊マニアの目的は本来は違うが、たまたま、2つのグループの目的地が同じで、廃墟としても、心霊スポットとしても有名な場所なため、合同で探索することにしたのだ。しかし最大の理由は、人数が多い方がいろんな意味で“安心”だからだ。

心霊スポットとはいっても、あの事件以来この村を訪れたテレビ局、雑誌取材班、その他のマスコミや彼らのように興味本位で訪れた若者達が霊的な体験をした者はいない。ただ、廃墟としてはかなりマニア心をくすぐられるらしく、ここを訪れる廃墟マニアは後を絶たない。 
なぜなら、この廃村には一件だけ取り壊されずに残る家屋があり、諸事情により建物内への立ち入りは禁止されているが、荒廃した村と、その奥にひっそりとたたずむ屋敷、さらに周りを取り囲む森林とのコントラストが絶妙で一部のマニアにはたまらないらしい。 

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