彼と別れた…
頭が真っ白になり、混乱した。
彼がいない…
私の存在意義もない。
もう、死ぬしかない。
精神安定剤をあるだけ飲む。
意識がだんだん遠のく…
彼にもお別れのメールをした。
ミクシィからも消した。
あぁ、これで私は休むことが出来る。希望が見えた。
が、突然、携帯のAmazing Graceがなった。
彼との専用の携帯だ。
「もしもし…」
「住所をメールで送って!!」
気怠く、朦朧としてる私は何の疑問ももたず、住所を教えてしまった。
5分くらいだろうか。
救急車が来た。
隊員達に運ばれ、病院に。
「安定剤30錠じゃ死なないよ。」
朦朧としていて、顔は分らなかったが、医者からの残酷な宣言。
(じゃあ、どうすれば死ねるの?? ねぇ!(涙))
そう言えば、母親も泣いてたなー。
何でだろ? 分からない。
母親と病院から帰ると、平日の昼間なのに彼がいた。
「もう帰っていいよ…」ぶっきらぼうに言う。
彼は、
「ちょっと部屋で話そう」
と、促す。
部屋に入ると、キスしようとした。
「いやっ!」
反射的に拒むと、彼は、
「俺のことまだ好きだから、あんなメール送って来たんだろ。」
低く優しい声で言う。
そこで、私の感情が爆発した!!
「だって、ひろくんが髪型から体系、お金の使い方まで、ああしろ、こうしろって言うじゃん!
それに加えて、ひろくんのお母さんとも関係も良くなるように言うし、バイトもあるのに!
私のお母さんからのヒステリーにも耐えられないのに!!」
泣きじゃくりながら支離滅裂に、ぶちまけた…
「もう死にたいよ…」
絶望して言う。
「お前が、時々、私のこと捨てていいよって言うから、こっちも嫌われてるのかなと思っちゃうじゃん。」
「俺は、エミのこと好きだよ。」
「うん…、私も好きだよ。」
小さい声で答える。
すると、彼は、私をギュッと抱き締めキスをしてきた。
だんだん、激しくなるキス。
私の気持ちも安定して来る。。。