僕とりおは仲良くなった。クラスは違うけど隣りのクラスにはりおがいる。廊下でりおが出てくるのを待つ。二人で楽しくお喋りしたりもする。そんな僕らを見て付き合ってるんじゃないのかとみんなの噂になってしまった…。そんなある日いつものようにメールをしていたら突然「好きな人とか居るの?」ってメールがきた。僕には片思いの好きな人がいた。その人はりおではない…。僕の片思いを知るとりおは「恋の相談役になるからいつでも相談してね♪」っといつもの明るさで返事をくれた。 次の日、学校の外を一人で歩いていたらベンチで誰かが泣いていた。誰か知らず目の前を通ったらそれはりおだった。りおも僕に気づいた。いつもなら笑顔なりおが避けるように僕から目を反らした。横にはりおの友達が居たので僕は見てはいけないものを見てしまったような感覚を全身が襲いその場から立ち去ってしまった。