本当に嘘・・・だったのか・・・?
俺達を裏切ったのか・・・?
どうすればいいんだ・・・?俺達・・・―――。
『・・・ご』
・・・?
『・・・いご』
誰だ・・・?
「啓吾っ」
啓吾が目を覚ますと、目の前には翔と舞の姿があった。
「お、御前ら・・・、無事だったのか」
「あったりめぇだろ!」
「それより、龍華さんは?」
舞が言うと、啓吾は黙り込んだ。
「裏切られたの・・・」
怜が言う。
「!」
「龍華さんは、私たちで遊んでたみたい・・・―――」
「・・・」
「でも・・・」
舞が言う。
「信じよう・・・。最後まで」
「え・・・?」
「信じよう。龍華さんのこと」
「でも・・・―――」
「大丈夫だよっ!それより、藻先生の所に行こ?」
「そぉだな。いろいろ言わなきゃいけない事があるし」
「じゃ、行くぞ!」
「あ。待ってくれ・・・。儘が・・・―――」
「はいはい。分かってるよ!」
そして、俺達は巨大な蝶にのり『スィークレット・カムパニー』へ向かった。
―スィークレット・カムパニー―\r
「藻先生。いろいろ話たいことが・・・―――」
啓吾たちが建物の中に入り、ドアを開けた。だが・・・。
「な、なんだよ・・・これ・・・?」
啓吾達の目の前には、建物内の関係者が倒れている姿が目に入った。