「愛してる。」
その言葉が心に響かなくなってきた。
自分の心が病んでしまったから。
私は嫌われることを願った。
斗麻君に好きって言葉をほのめかした。
予想通り、拓斗君に話しは伝わった。
それは私が引っ越すちょっと前。
「もっと誠実な人だと思ってた…」
何を言われても心には届かない。
もしこの時期じゃなかったら、まだ続いていたかもしれないね。
行動を抑制して、なんとか機転回って…
だけど、中3になったばかりの私は、自分守るのが精一杯だった。
自分って何だろう…
それを考えるので精一杯の時期だった。
そして私たちは離れた。
まだ付き合ってるままの状態で私は遠くへ行った。
中3の夏。
最初は電話もあった。
メールも、手紙も。
手紙は全部で3通。
返事は返さず、その手紙は庭に埋めた。
『拓斗君に告白された。代わり求めてる感じしたから断ったけど…』
友達がそう言ってた。
だから庭に埋めた後、最初で最後の手紙を送った。
『今はもう純粋な恋してるから。』
アドレスを変えた。
一度だけ電話があった。
「今は彼氏作ったりしていいけど、4年経ったら迎えに行くから。」
音信不通になって4年。
私は幸せです。
少し前まではあなたを待ってました。
初めて付き合った人だから、初めてキスして、大人の真似ごとやって…
だけど、やっぱり運命の人ではなかった。
遠距離になってすぐに私の親友に告るぐらいだもんね。
悲しかったんだ。
あの時の自分の感情が無駄だった気がして…
だから今の彼氏とは、8ヶ月になるけど大人の真似ごとやってない。なんか怖くて…
あの頃の自分がブレーキかける。
けどあなたのおかげで、今は
「愛してる」
って言葉がどれほど重いものかを知ることができています。
私の成長の大事な時期、一緒に笑ってくれてありがとう。
いろいろあったけど、楽しかったよ。
幸せになってね。