メール恋?−完

さき  2007-11-21投稿
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「愛してる。」


その言葉が心に響かなくなってきた。
自分の心が病んでしまったから。


私は嫌われることを願った。


斗麻君に好きって言葉をほのめかした。

予想通り、拓斗君に話しは伝わった。




それは私が引っ越すちょっと前。





「もっと誠実な人だと思ってた…」



何を言われても心には届かない。


もしこの時期じゃなかったら、まだ続いていたかもしれないね。

行動を抑制して、なんとか機転回って…



だけど、中3になったばかりの私は、自分守るのが精一杯だった。



自分って何だろう…


それを考えるので精一杯の時期だった。




そして私たちは離れた。
まだ付き合ってるままの状態で私は遠くへ行った。


中3の夏。



最初は電話もあった。
メールも、手紙も。


手紙は全部で3通。
返事は返さず、その手紙は庭に埋めた。

『拓斗君に告白された。代わり求めてる感じしたから断ったけど…』


友達がそう言ってた。



だから庭に埋めた後、最初で最後の手紙を送った。


『今はもう純粋な恋してるから。』




アドレスを変えた。
一度だけ電話があった。


「今は彼氏作ったりしていいけど、4年経ったら迎えに行くから。」







音信不通になって4年。



私は幸せです。


少し前まではあなたを待ってました。
初めて付き合った人だから、初めてキスして、大人の真似ごとやって…




だけど、やっぱり運命の人ではなかった。
遠距離になってすぐに私の親友に告るぐらいだもんね。

悲しかったんだ。
あの時の自分の感情が無駄だった気がして…



だから今の彼氏とは、8ヶ月になるけど大人の真似ごとやってない。なんか怖くて…

あの頃の自分がブレーキかける。


けどあなたのおかげで、今は

「愛してる」

って言葉がどれほど重いものかを知ることができています。




私の成長の大事な時期、一緒に笑ってくれてありがとう。
いろいろあったけど、楽しかったよ。

幸せになってね。

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