過去から。未来へ。

新塚亜理  2007-11-22投稿
閲覧数[94] 良い投票[0] 悪い投票[0]

乾いた白球の音を聞くと思い出す。



照付ける太陽。


蝉の声。



不器用な二人が一生懸命恋した、あの夏を。






あたし達は別々の道を歩み、大人になった。



もうあの頃のあたしじゃない。


もうあの頃のあいつじゃない。






でも、二人の胸には同じ太陽が残ってる。


同じ蝉の声が残ってる。






別々の道を歩んだ二人は、同じ思い出を胸に再会を果たす。







これから先の未来は誰にもわからない。







占い師も。神様も。






そう。あたし達でさえも。


i-mobile
i-mobile

投票

良い投票 悪い投票

感想投稿



感想


「 新塚亜理 」さんの小説

もっと見る

詩・短歌・俳句の新着小説

もっと見る

[PR]


▲ページトップ