TureLove2

みぃな  2007-11-22投稿
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イブキからメールがきた。
“駅に着いたよ!”と。
何か…忘れかけていた女のトキメキを感じていた。
“うん!今行くね”と。
5年前の暑い夏だった。
私を見てイブキは…
『よっ!急にごめんなっ!でも…美樹さんに会いたかったんだよ』
何だろう…この気持ち。旦那は毎日、家にいるし。会いたいなんて言葉は久しぶり?

イブキは…キラキラしていた。夏の薄着…ランニングから見える隆々とした筋肉。

お酒を飲んでるイブキは…まだ幼い顔を時々見せる。可愛い…
でも…私はからかわれてる?イブキと私は…一回り歳が違う。イブキは…私が結婚しているのも、子供がいる事も知ってる。

あっ!楽しく飲んでるのに…私は何考えてる?期待?いや…罪悪感?いや…違う。何かが起きる事を望んでる私がいた。

3時間程楽しい時間を過ごした。会計の時も…イブキが
『俺が…』財布をすっと出し、背伸びしている。そんな姿も可愛い…
店の外で…
『じゃあね!楽しかった!またねっ(笑)』『危ないから送っていくよ!』とイブキ。

まだ車の免許のないイブキの移動方法は…チャリンコ!この日も…チャリンコ!

イブキは…私の家の近くまで送ってくれた。家の近くの空き地に着いた時には…ちょっと雨が降り始めていた。家は、すぐそこ…
すんなり帰れない。酔っているイブキは…いつものイブキと違っていた。可愛いイブキじゃない…男らしいイブキだった。

私は…ドキドキしていた。その瞬間…イブキは…私を抱き締めた。
『キスしていいか?』『えっ!ダメだよ…ダメに決まってるじゃん』
心の中で…このキスをしてしまったら、私が止まらなくなるって思って気持ちを抑えて歳上のカッコイイ女でいようと必死だった。
イブキは…きっとゲーム感覚で…人妻をその気にさせようって思っているんだろう…私の頭の中は…そんな思いでいっぱいだった。

どのくらい…雨の中でキスしていいかって言われてたかな。男なら…そんな事聞かないでキスしちゃえばいいなに…な〜んて、もどかしくも思えた。そんな所は…可愛い。

そして…イブキは私にキスをした。

えっ!何だろう…この感触。旦那には見せたことのない、はにかんだ顔。イブキには…どう見えたのか。

このトキメキは…私…ヤバい?

この5年前の暑い夏の日から、私とイブキの恋愛が始まった。



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