・・・・どうしてこんなことになったのだろう・・・・
―三人はゲームの説明を聞いている―
「ワシは見てのとおりこの山で孫娘と二人で暮らしている。食べ物は何とかなるのだが、近頃、旨い果物を食べていない。この先の温泉宿に行けば冬とはいえ宿泊客用に高級な果物が置いてあるはずだ。それを買ってきてくれないか!そしてある条件をクリアすれば許してやろー!だいぶ吹雪も治まったようだ・・・。どうだ、このゲームをやるかね。」
三人は生き延びるためにゲームの誘いを承諾した。
「三人一緒に出したら逃げるのは分かっている。一人ずつ買いに行け!帰ってこなければ残りは殺す。まずおまえからだ!」
老人はG門を指差し行くように促した。
残された二人はG門が戻ってくるのを待った。
しばらくすると、入口の戸が叩かれた。どうやらG門が戻ってきたようだ。だが、G門は二人が待つ部屋とは違った部屋に連れていかれた模様だ。
「G門大丈夫かなぁ〜」
U島が心配そうに言った。
G門が戻ってきてしばらくたったころ、老人が二人の部屋に入ってきた。
「よし、次はおまえだ!」
老人はリーダーを指差した。
―続く―