念願の片思いが実った時、すごく嬉しかった…
あなたに会う為にガソスタに週一ペースで通ってたっけ。
ガソスタに行くのが本当に楽しみで、たった5分程度なのに精一杯自分に磨きをかけて行ってた…
あなたがスタンドにいないとすごく残念だった。
でも何回か行ってたら、私は必ずあなたに入れて貰うようになってたね。
私すごい勇気を振り絞ってあなたに声かけたんだよ?覚えてる?
「いつもありがとうございます!あの…何歳ですか?」
「オレ19歳です…!何歳ですか??」
「私は20歳です!」
年下だったのがすごくビックリだった。君はやけに大人っぽくて、髪は茶髪のストレートで本当に綺麗な顔立ちで芸能人並に整った容姿。自分なんて釣り合うわけないって思ってたよ。
でも私は君に一目惚れしちゃったんだ…
それから行く度に会話を交わしたっけ…
名前や彼女がいないことも聞いたよね。今考えると短い時間に会話することにお互い必死だったよね。
それから何日か後…
私の仕事場に、偶然君が友達と買い物に来たよね。
私に気付くとビックリしながら笑顔で近寄ってきて、「ここで働いてるんですか?またスタンドに来て下さいね」って言ってくれたね。
私すごく嬉しかった。
私はトイレに行くふりをしてあなたを追い掛けたんだよ…もう少しだけ話しをしたくて…。
そしたら君はベンチに友達と座って何か真剣に話をしてたよね?
そして私に気付くと、近寄って来て「携帯教えてくれませんか?」ってハニカミながら言ってくれた。
仕事中だったけど後から涙が出そうになるくらい嬉しかった…
それからメールでやり取りをして、付き合う前に映画を観に行ったよね?緊張し過ぎて内容はほとんど覚えてないけどあなたの香水の香りと綺麗な横顔が今でも忘れられないんだ。
それから車の中で肩を抱かれて優しくキスをしてくれたよね…
告白より前にキスなんてズルイよ…
それから君に「好き」って言われたけど、頭の中真っ白で…君の優しい目に吸い込まれそうだったよ…
こんなにあなたを好き過ぎてあなたを失ったら自分が壊れるんじゃないかって思った…
本当に大好きだったんだよ……
でも、もう君は私の隣にいないんだよね。分かってるのに今でもこんなに君のこと好きなんだ……。
つづく