「メールもきてない。どーしたんだろ???」
とりあえずアタシと秀は生徒会室の机についた。
アタシはケータイを取り出しメールと着信がないか確認する。
ない…。
センターに問い合わせてもメールはない。
「藍チャンどぅしたんだろ。ちょっと電話してみる。」
秀はそう言ってケータイを取り出し藍治に電話をした。
「ん〜出ない。」
藍治が何も予告なしにいないなんて珍しすぎる。
「事故とか???」
アタシは冷や汗をかく。
「それはないと思う…ケド………椿がそんなこと言ったら不安になるだろ!?!!」
「ゴメン。でも昨日も裕太ちゃんと来たしたぶん寝坊じゃナイ???」
「だろうね。」
秀は苦笑いした。
しばらくすると鈴子サンが来た。
「おはよー。…アレ藍治は??」
「来てない!!!」
アタシは鈴子サンに言った。
「珍しいわね。昨日は裕太で今日は藍治??アタシらの中で遅刻の常習犯なんてアタシ位なのに。」
「ねー何かあったとかじゃないよね??」
アタシは鈴子サンの制服の袖を掴んだ。
「まさか。椿はいつも心配しすぎ。」
鈴子サンはそう言ってアタシの肩をポンと叩いた。