私はつい最近まで彼と仲良く過ごしていた…
だから彼のいない日々なんて考えられなかった…
…2ヵ月前…
私と彼はディズニーランドでデートをしていた。
その時はまだこれからいままでで一番悲しい事が起きるとは思いもしなかった…
2人で仲良く乗り物に乗ったり、仲良く手をつないで歩いたり…
彼は私がジェットコースターを嫌いなのを知ってて乗せた
乗っている途中、彼はいきなり私の手を握って
「これ…俺が…る…」
「はいっ？」
ジェットコースターの音や他の人の悲鳴と私が怖がっていたせいで彼の言葉がハッキリ聞こえない降りてから
「何て言ったの？」
と聞いても
「もう言わねぇ」
と言って教えてくれない
私は気になるけどちょっと彼が怒り気味だったから
「あっそぅ」
と何て言ったかそれ以上聞かなかった。
その日の夜…
花火が上がった
綺麗だけど今は花火よりも彼の事をみていたい
そしてまた彼が手をつなぎ
「ふざけた話じゃないから聞いてくれ」
私は彼が真剣な顔をしてるのに気付き黙って聞いていた
「これからは俺がお前を守る！俺と一つになってくれ」
私は嬉しくて大きい声で
「うん」
と返した
その日は最高な日だと思っていたが…
ディズニーランドを出た彼は私を私の家まで送ってくれた
最低最悪な事が徐々に近付いて来ている
「じゃあまた明日！」
これが私に言った彼の最後の言葉
その日彼のお母さんから電話が来た
「カズキは明日朝一にアメリカに行くの…。一年後に帰って来るわ。そしたら一つになろうぜって言ってたわ。携帯も変えたの。ユウリちゃんと話すと思いだして辛くなるから！って。ごめんね」と…
私は彼が帰って来るのを待つ…
そう決めたから…
でも一ヵ月後彼は交通事故でこの世から居なくなった…
私は一生分の涙を流した
泣いても泣いても出て来る
それから分かった事だがあの日告白したのは自分がアメリカに行っても他の人に惹かれるな俺を忘れるなという意味で言ったらしい
馬鹿だよね…
私がカズを忘れる事何て一生ないのに…
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