私たちは公衆電話に再び戻ってきた
援助交際をしているという実感はなかった
殺されたり監禁されたりする事件もよく見るけどうちらはまったく危機感を感じていなかった
きっとそうゆう少女たちが餌食になっているのだ
むしろテレクラで知り合ったおじさんと遊ぶのは楽しかった
今日はハズレだわ
って日もあるけど
テレクラで知り合うおやじは必死だ
Hしたくて若い子に触りたくて大金を払う
私たちはそんな大人をてだまに取っているかのような錯覚をしていた
大人なんてクソだなと
テレクラで出会うおやじは全て見下していた
現に会っても
つーかおじさんきもいよ
とか平気で言っていた
だが「えぇ〜そんなこといわないでよぉ Hさせてよぉ」とすがりついてくる
私たちとおやじの欲しいものを交換しているだけ
体とお金
ただそれだけ
「もしもし…あのこっちは女子高生二人なんですけど援助してくれませんか?」
加奈子は今日援助してくれる40歳の公務員をゲットした
加奈子が電話してるあいだ私はタカのことを思い出していた