そうこうしているうちに裕太がきた。
「おはよ。」
「ゆうたぁ〜藍治がまだ来てないんだけど何か知らない!??」
「あ……ん〜何か今日遅刻?するとかメールきてたけど…。」
「ほらー藍チャンただの遅刻だよ。心配しすぎだって。」
裕太がにこやかに言った。
「本気でちょっとびっくりした!!!だって藍治が遅刻してきたこととか数えるほどしかないよ。それに前遅刻してきたと思ったら事故って首に何か巻いてきたじゃん。」
「なつかしいー。そんなこともあったわね。あの巻いてるの似合ってたわよね。」
鈴子サンがおかしそうに言った。
アタシは少し安心した。
「ねぇ…でも何で今日遅刻??昨日もだったけど遅れる時は絶対藍治アタシか秀にメールくれるのに。」
「え、あ〜…さぁ??またいつもの気まぐれじゃねぇ。」
怪しい。裕太はアタシと目を合わせようとしないし苦笑いしている。
「ふ〜ん…まぁ良いや。」
アタシは裕太を横目で見ながら言った。
昼休み、ご飯の前にトイレに行く途中裕太とバッタリ会った。