今日は朝から病院に出かける。地元の病院ではなくて、車で1時間ちょっとぐらいかかる県内の病院。
半年前にその病院の産婦人科に受診していて、あたし自身気になることがあったから。
病院に向かう車の中でその時のことを思い出していた。
だいぶ前から下腹部に軽い痛みがあって産婦人科に受診することにした。
その病院の産婦人科医があたしの地元でも結構評判が良かったので、ちょっと遠出してでも行こうと思ったのが最初のきっかけ。
その時はお母さんと一緒に行き、名前を呼ばれるのを待った。
しばらくして名前が呼ばれ、診察室に入る。
軽い問診をした後、内診をするため別の診察室に移動。
この歳になるまで特に具合が悪い所があるわけでもなかったので、産婦人科の診察自体もほとんど初めてだ。
あの診察台はやはり怖い。
緊張と怖さから体に力が入る。
「力抜いてください。力入ると痛いですから。」
カメラのような物が入ってモニターを確認しながら写真を撮る先生。
「はい、終わりましたよ。」
まだ診断を聞いていないにも関わらず、なぜかホッとする。
「じゃあ、診察室に来てください。」