首輪のある生活

ユーキ  2007-11-25投稿
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僕は犬だった・・・

ある寒い夜、ちょっと人肌
が恋しいそんな夜だった。
飼い犬の僕・・飼い主であ
る山ちゃんが夜の散歩に連
れて行ってくれる事に少し
テンションが上がっている
、と言ってもシッポ振る程
度のリアクション。

さて久々の外の空気、13
時間ぶりのシャバ!それも
そのはず犬の一生は人間の
それに比べるととてつもな
く短いのだ、久々と思うの
も無理はない。

この辺りは住宅街が続く
そしてしばらく行くと、川
が流れてる。その川辺を歩
いて一つ橋を渡り、そのあ
と商店が並ぶ中をくぐり抜
け、もうひとつ橋ん渡って
家に帰る、それが僕の散歩
コースだった。

今夜8時位だろうか、川
辺の道はランニングしたり
僕の用に散歩をしている、
犬と人間等様々な雰囲気だ


「おっこんばんは!みっ
ちゃんも散歩?」と山ちゃ
ん。

みっちゃんとは、近所の人
らしく性別はメス、人間の
感覚から見るとけっこう可
愛いらしい。

「あら山澤さんもお散歩
なの?」とみっちゃん。

そう、山澤とは山ちゃんの
名前、ちなみににみっちゃ
んはというと三神と言うら
しい。

山ちゃんがみっちゃんに
求愛行動しているのは、犬
の僕にも分かりやすかった
。人間の言う愛とか恋とか
言うやつだ。

僕は山ちゃんを飼い主と
して認めていたので、応援
していた。

「じゃっ!また!」山ち
ゃんは、そう言い残しみっ
ちゃんと別れた。

散歩の続きである、橋の前
まで来て山ちゃんは言った
「久々にこっち歩こうか
?マイク」

実は、僕はマイクと呼ばれ
てるこの呼び名に対する僕
の評価は、まあまあだ。



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