胸の中の取るに足らないわだかまりみたいなものが付きまとう。子供の頃は漠然とした夢に大きくなればなれると思ってた。手の中のてんとう虫をつぶさないように守っていたように、今は自分を何かから守り、世の中を見下して、自分は特別な存在だと思い込んだりする。お金持ちを見ると、【この人タチに愛情なんてない】なんて偏見を持ちながらお金のタメに自分を売った。とにかく自分は他の人とは違うなんて思い込みもいいところだ。人と同じなのは嫌だと人と同じ事を言いながら。死ぬ勇気もないし生きる勇気もない。お金も知識も美貌もない。あるのは他人に向けられた嫉妬と暗い過去に怯える自分だけだ。それでも目を閉じれば朝は来る現実に逆らえない。21才のぜいたくではかない悩み。ワタシは変われますか?幸せになれますか?