#幼き恋#2

#日色#  2007-11-26投稿
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私は、アヤカの異変に気づいた。

最近、自分が避けられて居る。

私は、本人に聞いた。

「何で避けんの最近?」


冷たく言い放つ自分。

アヤカは、鏡を見ながら、グロスを塗って、

私の方を見た。


「ヒロさぁ何気に人気じゃん?」


意味分からない。
なぜ私が人気なの?


「人気って?」


質問する。


「ヒロ本当に、子供だね。」

頭の中で、何かがキレた。

「ヒロさぁ、自分では気付かないカモ知んないけど、男子から密かに人気なんだよ?」


知らなかった………


中学生になって、


男子に興味が無くて
クラス替えでアヤカに出逢い、少し意識するようになったくらいだ。


「和尚もね、ヒロに興味あるみたいでさぁ…メールして聞いたんだよ……」


アヤカは徐々に下を向き、

涙を堪えて言った。


「和尚、ヒロが好きなんだって」


アヤカの頬に一筋の涙が流れた。


私は、言葉が出なかった。

何で?私は和尚のこと好きじゃない。


知ってるよ、アヤカが和尚のことが好きだって。


知ってるんだよ。



「ヒロは悪く無いよ!ヒロは、元気だし、アヤカから見ても可愛いんだから!」


涙をふき、自分の事を励ます、アヤカが居た。



「アヤカはね〜ヒロがライバルなんだから〜♪」


部活が休みだったので、
家に帰った。


帰って、何も考えることなく、眠りに入った。


〜♪♪♪♪♪〜


「ぅ゙〜〜」


携帯が鳴り、目が覚めた。

携帯を取ってみると、


メールの相手は、タツヤだった。


内容を見ると、


《暇だから、メールした。暇か?》


「意味分かんねぇ〜」


私はふざけて、


《ちょ〜暇だゎ〜》


と送った。


返事は、数分事に来た。


ふざけていたのが、

なぜか、タツヤの相談役になっていた。


恋愛や友達関係、クラスの事を。


そして、その日から、

タツヤとほぼ毎日メールをする仲になった。



クラスの仲でも、
良く喋り、ふざけあっていた。


タツヤが居るのが当たり前になってしまった。


私は、どっかで、タツヤを探していた。


タツヤが他の女子と喋って居るのを見ると、モヤモヤしてイライラした。


こっから、気付くんだ、


男友達から、好きな人へと変わっていった。



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