ちいさな命

たま  2007-11-27投稿
閲覧数[277] 良い投票[0] 悪い投票[0]

小さな命が突然弱くなった
1年前に小指くらいの小さなハムスター・・・
梅ちゃんと名付けた子は近くに行くと顔だけ出して私を見ていた
手を差し出すと、手の中に乗りジッとして、また私を見る
そんな平和な毎日が突然壊れる・・・
息が小さく、目も口も開かない
ぐったりとしながらも、がんばって生きようとしてる
もうこの一日を乗り越えるのは難しいとすぐにわかった・・・・
でも、がんばって・・・必死で私は話しかけた・・・
次の日は仕事で暖かくしてただ祈るだけだった
もうダメだと思った
帰ったらダメだと覚悟を決めた
暗い部屋からは、まだかすかな息が聞こえた
確実に弱くなってる体・・・
私は手の中で温めた
力もなくなってるのが感じる
たまに目にぎゅって力が入る・・・・
苦しさが手の中から伝わった・・・・
梅ちゃん・・・がんばったね・・・・
もうゆっくり寝て・・・・
大好き梅ちゃん・・・・
私の言葉を聞くと、精一杯の力を出して動き、小さな命が手の中で永遠の眠りになった
私の帰りを必死でがんばって待っててくれた・・・
何もしてあげれなくて悔しい・・・・
最後の姿は、一生忘れることはない・・・



投票

良い投票 悪い投票

感想投稿



感想


「 たま 」さんの小説

もっと見る

日記の新着小説

もっと見る

[PR]


▲ページトップ