『今度いつあえる?』とおるからのメール
『…聞いてもいい?』おもいっきり疑問におもっていたことを聞こうとした。
『他の人、エッチ目的のチャットが多いのに、こないだ、とおるそんな感じ全然なかったから、』
手をつなぎ、海をみてケーキたべて楽しい話をして帰っただけだったあの日
期待してたわけじゃなくて、ただ不思議に思ってた。
『だって神戸迄ただセックスだけしに行くなんて、できへんやん。 大事にしたいひとがいるから、傍に感じたいひとが居るから、ただ逢うだけで嬉しいから。』
言葉にならなかった。嘘でもうれしかった。彼は、和歌山。私は神戸。なかなか会えないのに二時間かけて来てくれた。
そして、こう言われた。その瞬間、私は彼に恋に落ちた。