ナラビと旅をして早くも二日経った。元々、ナラビは風紀に懐いていたので、違和感はなかった
ナラビは、月の葉書は知らなかったが世界中に不思議な光を感じると、言っている。その“感じ”を頼りに旅を続ける二人
ナラビに合せて早めに町に着き、宿を探した。だが、飯を先にした
店主)いらっしゃい
店主が陽気に二人を向える。二人はマントを脱いでカウンターテーブルに座った
風紀)とりあえず、水と適当な食べ物を…………ナラビは何がいい?
風紀が、注文をしてナラビに聞くと
ナラビ)僕は、風紀兄ちゃんと同じのでいいよ
ナラビが、答えると
店主)お二方は、ここらじゃ見ない顔だねぇ
店主がそう言うと
風紀)俺は、旅人でさこいつは旅のお供さ
風紀が、ナラビの頭を撫でながら言った
ナラビ)あのね?、風紀兄ちゃんは僕達の命を救ってくれたんだ
ナラビは笑って言った
店主)僕たちですか?……
店主は、何か訳ありとみて深く詮索しなかった。風紀の顔が暗くなっていったので、気分転換にこんな噂話をしてきた
店主)一昨日に、別の旅人が言ってたよ。“この間寄った町は凄く変で、医者が独りもいない”ってさ
店主が不思議な顔をして言った
ナラビ)そっそんな町は無いよぉ〜
ナラビは、カラ?笑って言うと
店主)そう、思うだろ?坊主?私もそう言ったらその旅人の顔が真剣だからさ、つい真にうけちゃってさ。そうた。お兄さんの旅の話を聞かせてくれないか?
そう言われて、風紀は今までの旅の話をした。ナラビも風紀の話に夢中になっていた
程よく時間が経ったらお店をでた
風紀)ナラビっ
風紀は、満腹?ってな顔で振り向いた
風紀)さっき、店主が言っていた医者がいない町の話覚えているか?多分それは、俺が探している物が絡んでいる。さっき、言われた方向に光の“感じ”がするか?
風紀が町の方向を指さすと………
ナラビ)う〜ん確かに、感じはしてるけど……………なんか違うんだよね〜
ナラビは悩みながらいった
風紀)そうか〜じゃあ明日その町に行こうか
風紀がそ〜言うと、ナラビは安易に了承した
二人が宿に向おうとした時だった
?)うぃ〜
目の前に酔っ払いが出て来た