小五郎Side２
姉が死に、蘭が家に来てから２ヶ月がたった、私の心にはまだ姉の死という絶望がある…だが今は蘭の幸せを考えろ、蘭が幸せになる方法だけ考えろ、そう頭の中の小五郎に怒鳴るが、姉の事は忘れられない…そんなある日奴と出会った…
？｛おい、おいお前…小五郎だろ！｝
誰だ…こ、こいつは…おっ、お前は！だが俺はすぐに理解した、姉の旦那だった…
●｛貴様今まで何をしていた、、｝
蘭の父｛こ、こっちにも色々事情があって…そ、それでなちょっと金が入り用なんだよ…｝
こいつは何を言ってる？何だこの態度は？姉の死について何も言う事はないのか？姉に何をしたんだ、姉に何があったんだ…
●舐めているのか！貴様に一円足りとも貸すものか！
蘭の父｛お、おい、義理の兄だぜ、仲良くしよーな、知っているんだぜ俺、アイツの保険金が入ったんだろ？まさかアイツが保険に入ってるなんて知らなかったよ〜｝
●それがどうした？アレは蘭のために使うものだ、貴様になんぞにくれてやるか！
蘭の父｛だったら話しが早い、俺は蘭の父だ、蘭の面倒をみるのは当然の義務だよ、だが困った事に今俺は金がない、あー蘭を学校を辞めさして働かそーかなー！｝
●蘭は今家で預かってる、そんな勝手は許さないぞ！
私はここまで人を憎いと思った事がない…
蘭の父｛ああ、蘭がお世話になり心から感謝します、じゃあ今日蘭を引き取りに伺います、それでよいですね？｝
奴はニタニタ心にもない感謝の言葉を述べた
●貴様〜！
蘭の父｛えっ、えっ、暴力反対ですよ、てか蘭を返してくれないんですか？警察にいっちゃてもいいんだけどな〜｝
●蘭をだしにして金が目当てなんだろうが、貴様には蘭を渡さない
蘭の父｛はっ、蘭を渡さない、まだ戸籍の上では蘭は俺の娘だ、訳の分からない事を言うな、早く蘭を返せ、警察にいくぞ｝
●くっ、いい加減にしろ
私は奴の言葉に反論出来ない、何故なら私は正式に蘭の父になってないからだ、後少し奴が蒸発していれば｛育児放棄｝で私の娘に出来たのに…こんな奴に…こんな奴に…
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