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レオナ  2006-03-30投稿
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「え…あ、何??」

アタシはハッとする。何で引き留めちゃったんだろ…。そうだ…とりあえず何か言わなきゃと思ったんだ。でも何も言えない。

「えっと……き、気をつけてね。」

アタシはどもりながらそう言った。でも藍治の顔は見れなかった。

「んー。じゃあね。また明日。」

藍治はバイクの音と供に行ってしまった。

アタシはトボトボ自分の部屋に戻った。

どうしよう……。

気付いたらケータイを握り、画面に鈴子サンのケータイ番号を出していた。

呼び出し音が鳴る。

プルルル…。お願い出て。プルルル…。━4回目の呼び出し音で鈴子サンは出た。

『もぉしもーし。』

いつもの気だるい喋り方。

「鈴子サン!!!どーしよう!!!藍治が!!!」

『えー…告られた??』

アタシはものすごくびっくりした。

開いた口が塞がらないとはこういうことか…。

『ちょっと椿ー??もしもし??』

「あっ……何で、何で判ったの??もしかして知ってた!??」



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