夏王子

姫百合  2007-11-29投稿
閲覧数[240] 良い投票[0] 悪い投票[0]

夏のある日のことです。
夏王子は姫神を探しておりましたー…

「夏王子さま少々お待ちを…」
「いつになったら姫神が見つかるのだ。
さっさと見つけてこい」

夏王子は、怒りが募るばかりでした。
その時ー…
一人の若い女のヒトが現れました。
「夏王子さま、必ず稲荷神様に頼んで、お米をたくさん作れるようにするので、しばしお待ちを!」
「お前、顔を見せぇ」
夏王子はやっと姫神様を見つけました。

「よく気がついたわなぁ…ほう…この前髪が目につくか否かだなぁ……きれいだ。」

「姫神さま、オレと契りを交わしてください。」

「いきなり契りか?
もっとお互いを分かってから契りをしないか?」

契りを姫神と交わさねばこの国は終わってしまう…

だが…
契りを交わすまでに時間がかかりそうだな…

「姫神様。オレは姫神様を愛して契りを交わすのではない。
国のために契りを交わすのだ。」
「そう。それがどうしたの?まずはお手並み拝見ってとこよぉ?」

姫神は口だけで笑った。

この時、オレは姫神に恋をしたんだ。



投票

良い投票 悪い投票

感想投稿



感想


「 姫百合 」さんの小説

もっと見る

その他の新着小説

もっと見る

[PR]
激安耳つぼジュエリー
簡単貼るDiet


▲ページトップ