またかと怜子が仲裁する。
歩『俺はダイジョブですよ?怜子さん』
水夏『自分で言う?普通――』
歩『ホントに平気だから。』
当然のように答える。
水夏『言ってくれちゃってっ……!』
2人はなおも言い争い続けている。
怜子もさすがにお手上げといった状態だった。そしてオペレーターに愚痴をこぼす。
怜子「ねぇミサキ、この子たち…どうにかならないの?…」
管野「でも、一応能力はありますから…」
苦笑いで返答――…
この2人のパイロットの問題には皆頭を抱えているようであった。
このオペレーターは科学・技術出身で怜子の直結の後輩、管野実咲(カンノミサキ)。
階級は中尉。
あとの2人、柳章吾(ヤナギショウゴ)と浜名淳(ハマナジュン)も
同じく中尉のオペレーターである。
柳「でもあぁいうのって
俺はちょっと憧れるなーなんかだか楽しそう。」
浜名「確かに。そういう見方もあるよな、彼らだって今はあぁ見えても、
戦闘ではものすごい集中力を発揮しますからね。」
管野「だらだらと引きずらず、切り替えがスムーズってことか……」
怜子「切り替え――――…」
ふと思い出す節が浮かぶ。