「痛みの闇に埋められし人々の、歎きの声が 、聞こえぬか。喘ぎ声を出しながら、助けを求めてる、仲間の声が聞こえぬか・・・。」
ある日見た夢でこんな歌が聞こえた。
悪夢にうなされ、こんな悲痛な歌を聞き、今日はほんとに悪いことが起きそう・・・。
でも・・・何であんな夢を見たんだろうか・・・
喘ぎ声を出しながら、助けを求める、仲間の声?
何のことだろう・・・?
って、そんなこと考えてたって何も変わんないし、さっさと身支度して、学校にいこー。
私は柳沢 凜。今は中学2年生で、ごくごく普通の学生。でも最近、私の学校でいじめによる自殺者が出たので、結構問題になっている。私の学級はいじめとかなかったらいいな。
とか思いながら学校に通っている。
でも、学校に着き、教室に入ると、友達が私の所に近寄ってきた。悪い夢を見たという。その夢の内容を聞いた。自分の耳を疑った。
自分が見た夢と内容が同じだった・・・。
そして、話している私達の横で
「キャーー!!!!」
と言う悲鳴が聞こえた。私は悲鳴をあげた人の所に歩み寄り、何があったか聞いた。
すると、
「ベランダに行って、友達としゃべってたんだけど、外が騒がしかったから、下を見たら・・・」