ディフェンド ”急な用事” 38

 2006-03-30投稿
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 「いいのかよ?!簡単に渡して・・・」
 啓吾が言う。
 「いいんだ・・・第一1つじゃ何も出来ないさ」
 「・・・え?それ、どぅいう意味ですか?」
 「夢玉は、2つ作られた、ってことか・・・?」
 翔が言う。
 「あ、聞いたことあるよ。夢玉は、2つで1つ。2つそろわないと願いは叶わない、って」
 舞が言う。
 「あぁ、そのとぅりだ。夢玉は2つ無いと意味が無い」
 「で、もぅ1つは、何処に?」
 藻、下を向く。
 「それが・・・、もぅ1つは分からないんだ」
 「・・・」
 「でも、ディーカが2つ持っていないことはたしかだ」
 「じゃあ、奴らが見つける前に夢玉を壊せば・・・」
 「奴らの願いは叶えられなくなる」
 「じゃあ、僕はハイトに連絡を・・・」
 「あ、はい」
 「君達は他の人の手当てを」
 
 ミッション:龍華の奪還・夢玉の破壊

 「儘さんは・・・?」
 怜が儘がいる部屋に入ってくる。
 「意識が・・・戻らない」
 「そっか・・・」
 「怜・・・」
 「何?」
 「龍華は、本当に俺達を・・・―――」
 「んなわけ、ないじゃん・・・。信じよう」
 「そぉだな」
 「・・・?」
 建物内の廊下から物凄い勢いで、この部屋に向かっている足音が聞こえる。
 「啓吾くん!怜ちゃん!!」
 「あっ・・・、藻先生」
 「急いで!ハイトのところに向かおう」
 「え・・・?何で急に」
 「それは、後でだ!」
 
 俺達は、藻先生の車に乗ってハイトのもとに向かった。
そこで、俺達は異様な光景を目の当たりにする・・・―――。















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