いつも通り 週末 彼が来た
今日は何かいつもと違う
彼は今日は話しがあってと言う
私は嫌な予感がした
彼が話だした
「付き合って もう三年だ…お互い30半ば…このままじゃいけないと結婚も考えたんだ…でも俺達サイトで知り合った 最初はサイトでの彼女だから一線引かなきゃいけないと思っていて…今も結婚は考えれんのだ」
「結婚してほしいと思ってないよ…しんは私じゃない違う人と結婚をしたくて言ってるなら 私 別れるよ…しんがそれで幸せなら」
「ごめん…」
彼は出ていった
一人になったとたん 涙が止まらなかった
毎晩 淋しさが襲ってくる
もう本当に一人ぼっちになってしまった
でも仕事はある
泣いてばかりいられない
それから 私は淋しさから逃げ出すため またサイトを始め 何人もの人と出会った
狂っていた…
一人の男性が真剣に付き合ってくれと言った
私には もうそんな勇気はなかった
その男性は普通のサラリーマンで独身
真面目そうな人でサイトでも堅苦しいことしか書いてこない
真剣に話し相手が欲しかったという
彼は会っても食事だけで帰る
あとはメールだけだ
電話は苦手らしい
私が話しているのを いつも笑顔で聞いていた
不思議だった
私は落ち着きを取り戻していた
でも付き合うつもりもなく友達のままで 彼と時々会って食事をしていた
サイトはやめた
彼は友達でいいからサイトだけは辞めて欲しいと言った
私もつまらなくなっていた
彼といると 私も真面目にならなくてはと考えさせられた
仕事も慣れ 毎日 充実していた
ちょっぴり 欲求不満だったが…
初めて 一人暮らしが満喫できていた
突然 メール…しんから…
四ヶ月ぶりねメール…
もうメルアドも消していたのに アドレスで すぐ解る私…
メールは間違ってきたものみたいだった
男友達に宛てた内容が書いてあった
{明日 飲みに行くか〜俺 今 飲みたい気分やわ 彼女が忘れらない 俺 こんな病気持ちじゃなかったら 結婚したかったんや 彼女にひどいこと言ったのが 後悔で…堪えれんわ飲まな やっとれん }
私は呆然とした…