家に帰って急いで支度をした。
そうしたら部屋の扉が開いた。
開けたのはお姉ちゃん。
「なッ,何??」
「今日みんなでごはん食べに行くってぇ。
支度しときなね。」
お姉ちゃんは扉を閉めた。
えッ!?
じゃあ瀬上クンとの約束は
断らなきゃだめなのかぁ...
あたしはパソコンに向かった。
『ごめんなさい(;_;)
急に用事が出来ちゃったから,見に行けなくなりました↓↓
せっかく誘ってくれたのに
ほんとごめんなさい(>_<)
また誘ってくれると嬉しいです(^_^)』
急いで送信をクリックする。
せっかく瀬上クンが誘ってくれたのに...
最悪↓↓
次の日
今日も玄関で瀬上クンに会った。
「おはよう!!」
挨拶をしてくれた。
「お,おはよう...」
今が昨日のコトを謝るチャンス!!
言わなきゃ!!
早くしなきゃ瀬上クンが行っちゃう...
「あッあの...!!」
大きい声で呼び止めてしまった。
振り返った瀬上クンは驚いた顔をしてる。
「どうかしたの??」
あたしに近づいてくる。
心臓が飛び出そうなくらい,ドキドキしてる。
「あッあの...あの...昨日はごめんなさいッ!!」
あたしは頭を下げた。
「紗奈。」
名前を呼ばれる。
顔をあげると笑顔の瀬上クン。
「全然いいよ☆
そんな気にしんでいいから。」
その笑顔に救われた。
「じゃあまたな!!」
瀬上クンは歩き出した。
「朝から何やってんだよ。」
後ろから頭を押された。
こんな事やるのは...
「浅木クンッ!!!!」
やっぱりそうだ。
「朝から顔赤いな。
やっぱお前も瀬上が好きなんじゃん。」
「うッ...うるさい。」