まだ 恋 したい

ノリだー  2007-12-01投稿
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「ちえさん、綺麗だよ。」
僕は、彼女と逢うたびに、口にしてしまってた。
隣にいるだけで、幸せな時間だ。
最近、彼女との連絡が出来ない時間帯が、あるのに気付いた。それも、1日おきに…
「ちえさん、今日、映画に行こ」
僕は、年甲斐もなく、手をつないで歩いて、映画館まで。 映画が始まるまでの間に彼女が
「ねぇ、映画、終わったら、今日は、いっぱい抱いて」
と。
僕は「こらこら。もう、どうしたの?」
「なんとなく」と、彼女は恥ずかしそうに。可愛いな。
映画が終わり、食事も済ませた僕達は、そのまま愛し合った。彼女は、すごく激しく、僕も、それに答えた。
「ちえさん。素敵だよ」
「誰にもわたしたくない」
「僕だけの、ちえさんでいてほしい」 連絡がつかない時のことが、不安だった僕は、彼女を束縛するようなことを、言ってしまった。少し後悔しながらも、彼女と何度も愛し合い感じ、切なさを思いながらも
「ちえさん、今日も、ありがとう。」 「また来週だね。なんか永い一週間になりそう。早く逢いたいよ」
「帰るね。おやすみ」
僕は、彼女とバイバイし、帰宅した。 次の日、なんか、自分の生殖器がもわもわするっていうか、違和感が…
また次の朝、トイレに言ったら、パンツの中が、膿みたいなもので汚れていた。
『性病だ』コレって『淋病じゃないか』症状を聞いたことある。
どうしよう。彼女に電話しなければ。
彼女は電話にもでないし、メールしても、返事がない。いつもの、連絡がとれない、時間帯だった。
やっと深夜に電話がつながった。
「ちえさん、俺、淋病に感染したよ。だから、ちえさんも、早く、病院に行ってください。」
「私、しらない」
「私、そんなことしてないもん」
かなり、動揺している彼女に
「そんなことより、早く、病院に行くんだよ」
と伝え、その日は不安を抱えたまま、眠れず、朝をむかえた。
病院で、治療をうけた僕は、夜をまち、彼女に電話をさました。
「ちえさん、病院に行った?」
「…」
「どうしたん?」
「ごめんなさい。私、ヘルスで働いてるんです。」
なんとなく、わかっていた。なんとなく…
「そんなことはいい。早く治してください。」
不思議と落ち着いてた。怒りもない。 僕は、彼女を、本当に、愛してしまったんだと、気づきました。

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