戦争バーンアウト

帰人  2007-12-02投稿
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少年は泣いた

空を見上げると、鉄の豪雨が降っていたから。

少年は憎んだ

綺麗な空を汚した奴らを。綺麗な空を汚した兵器を。

聖書には敵をも愛せと書いている。

イエスが言ったからといって、それがこの世の理(ことわり)とは限らない。

イエスでさえ「神」ではないのだから。

不確定要素を並べても、答えは曖昧なものしか生まれず。
ただ無散していくだけだった。


なぜ人はこうまでして生きようとする?
殺しあってまで求める世界になにがある?

全ては無為。

ただ少年の頭の中だけで泡になって消える。

血・涙・汗・時代…
流れるものは全て流れ…残されたものは…


一体何がある?



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