『もうすぐつくよ』
メールが入る。
『降りて待ってる』
道路沿いに待ってると、車がきた。
「はじめまして」
たつやが扉をあけた。
「はじめましてってのも変(笑)」
「だね」
きおいなく会える相手。ハンサムでもなく、ぶさいくでもない。
ふつうの男。
「じゃ、行きますか(笑)」
ふざけた口調でたつやがいった。
ディズニーランドまでは一時間。
たつやは、楽しい話をしてくれたので、あっというまについた。
夜のディズニーランドは、はなやかで幻想的だった。
夕方からはいったので、花火の時間はすぐだった。
「ここ、あまり人いないね」
船の上で花火をまつ。
どど〜ん
「わあ〜!」
同時に歓声をあげた
目の前で広がる花火を二人は無言でみつめた。
花火がおわると、船はゆっくり動き出した。