スノウキス

ちゃき  2007-12-02投稿
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目を閉じて

空を見上げている

冷たい空気が

辺りを包む



星なんて見ない

愛する人が

いつも見守っている

なんて信じない



唇に

冷たいものが触れる

私の体温に

じわっと溶けてゆく



目尻に

冷たいものが触れる

私の涙に

じわっと溶けてゆく



何度も何度も

そっと私に触れる



まるで

あの時の

あなたのように



ぼやけた目前に

小さな白い粒が

覆い被さってくる





両腕を空に伸ばす





いつまでも

いつまでも

ここには

雪が降り続ける







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