あっという間に1年が過ぎるな
1年前の今頃
生まれ育った田舎を離れ
この大都会に移り住んだ。
右も左も分からない俺に
毎日の様に来た
お前からの便り。
それは、気のきいた言葉なんかなくて
いつも通りのバカな文章。
でもそんな言葉が一番落ち着いた
ここの住人は
表情のない標準語を
ただ淡々と話す
会話に楽しみなど見い出さない
そんな所に届くお前からの便り
ろくに返事も書かないケド
何気無い一文字一文字に
お前の精一杯の愛感じてる
ろくに口にはしないケド
こんな俺と一緒にいてくれて
ありがとな