アタシのうちは片親で、お母さんはそれでもアタシ達姉妹に厳しくも温かい御飯だけは欠かさなかった。
けど貧乏だった記憶はそんな無い。
反抗期はなかったけど、アタシはそのうち当時
流行ってた、テレクラに手を出した。
ホテルに行く約束をして前払いでお金を貰い、そのままバックレる。
それからはデートクラブに入り浸り、女子高生のアタシは毎日財布に十何万のお金がないと不安になる日々を送っていた。
そんな日々はやっぱり長くは続かない。
デートクラブ友達の1人が拉致られたから。
児童何とかに呼ばれ勿論母親にもバレた。
「この売春婦が!」
今までで1番の怒りだったと思う。
それでもアタシは構わなかった。
自分が自立した気分に陥っていたんだと思う。
それからは高校を辞めて、年齢偽って水商売に入り、その時はそれはそれは
なんでも楽しかったんだ。
自分が使われてるとも気付かずにな