出会い そして…

さわやま  2007-12-03投稿
閲覧数[135] 良い投票[0] 悪い投票[0]


━結婚しよう━



13歳・春
それは、晴天だった。
貴方は、隣りの席。

…コロコロコロ

シャーペンを無口で拾ってくれた貴方。

…ありがとう

笑顔を返してくれた。

あれから、何年経っただろう…

いつからか、付き合ってたね。
私達…

社会人になって、時間のすれ違いが増えた。
段々、心もすれ違い始めてきた、私達…

休みもなかなか合わず、連絡をとる機会が減り出した。

━もう、ダメなのかな?━

そう思い始めたら、涙が止まらなくなった。
頭の中で、今までの思い出が次々と、巡っていた…

連絡が途絶えて、10日後…

━逢えないかな?━

もう、ダメだと決心した。

待ち合わせの場所…
貴方は待っていた。

━ごめん、待った?━
貴方は、横に首を振った。

…沈黙が続いた…

長い長い沈黙だった。
私は、下を向いていた。


貴方は急に手を握り

━結婚しよう━


涙が溢れた。


この人に、ずっとついていこうと思った。



投票

良い投票 悪い投票

感想投稿



感想


「 さわやま 」さんの小説

もっと見る

恋愛の新着小説

もっと見る

[PR]


▲ページトップ