2002年、私は結婚した。付き合って半年の、できちゃったスピード婚。7歳上の長身のカレは『俺について来い』タイプの人で当時の私にはそれが魅力的だった。
付き合い初めた時から『絶対この人と結婚する』と根拠のない自信があり、プロポーズされたわけでもないのに、周りにも自慢気に『結婚するから?』と言っていた。その頃、幼なじみのふぅちゃんが子供ができ結婚した事もあり私も子供がほしくなり『もう少ししたら結婚するし、子供が出来たらもっと早く結婚できるやん♪』とわけわからん考えのもと、子供を作った。私的にはできちゃった婚ではなく作っちゃった婚なのだ。幼い頃から結婚願望が強く、早く子供を産みたいと思っていたのでその夢を実現した。
母親であれば皆そうだと思うが、今では生意気極まりないうちのボンがお腹に宿った時の経緯は今でも鮮明に覚えている。お互い実家暮らしだった私達は週末毎に会い、夜はホテルに泊まるのがお決まりコースだった。結婚する気満々だった私はそんな生活がイヤで早く一緒に暮らしたかった。あまり乗り気でないカレを無理矢理不動産屋に引っ張って行き、物件を探したりもした。もちろん子供を作る事にも余念がなかった。中出しを望み、カレも『1回ぐらい中出ししても大丈夫だろう』とゆう甘い考えで中出しをした。ところがどっこい!その1回がヒットしたのだ!!私は出来やすい体質みたい。1ヶ月後…生理は来ない。1週間待ち2週間待ち…生理は来ない。カレに電話で相談するとその週末には検査薬を買って待っていてくれた。(そうゆうトコが優しくて大好きだったのよね〜。)子供がほしくてたまらなかった私だが、実際できてるかも?と思うと調べるのが怖くなった…が、知らないフリをする事はできず半泣きでトイレに走った。検査をする為の棒は体温計みたいで、その先におしっこをかける。説明書には30秒お待ち下さいとあったが、おしっこをかけた瞬間『ベイビーできてますよー』の陽性反応がでた…早過ぎやろ?!心の準備できるまで待ってくれても良いやん!と動揺の為か、検査薬に腹を立てながらプルプル震える手でおしっこ付き棒をカレの元へ持って行く。
2001年12月24日…X'masイブの夜だった。