私は病気。心の病気。
深い闇に引き摺り込まれるような、苦しさに…首を締められるような何とも言えない苦しさに訳も無く泣きたくなる。
喚きたくなる。
でもね…いつからか、『それ』がシアワセに感じられて来た。
一人で居る事の幸せ。外から聞こえる子供の他愛無いお喋りを聞いたり、大好きな本を読んだり音楽を聞いたり…
苦しくても、誰も信じてくれなかった。家族も医者も。
たくさん泣いた。たくさん叫んだ。
『助けて!』って。
無駄だった。逆に仮病扱いされた。
「それだけ症状話せるんだから」って。
話さないで、どうやって訴えるの?
諦めた。
そしたら「半死人!家族の恥!」と罵られた。
もう、誰も信じられ無い。信じ無い。
そしたら何だか心が軽くなった。
その時私は、心で家族を捨てた事を感じた。
私には、『本』がある『音楽』が『文字』がある『一人の時間』がある。
何てシアワセ。
孤独がこんなにも『シアワセ』だなんて、知らなかった!
それでも…たまに、やるせない位に苦しくて苦しくて苦しくて…死にたくてたまらない時がある。
そんな時には深呼吸して本を手に取る。ヘッドホンで、好きな音楽を聞く。
幸せな気持ちが戻って来る。
孤独って、なんて贅沢なシアワセなんだろう。
だって、誰にも干渉されない心の深い深い『感情』が『孤独』だもの。
『孤独』を感じる『心』は、色んな物を人より深く感じられる。
デリケートで、敏感で、壊れやすい。
それでも私は『孤独』は『シアワセ』だと思う。
誰でも持ってて、み〜んな違う。それって凄いと思わない?
『見えない』のに『誰とも違う』
きっと同じ『孤独』なんて世界中探しても、無いんだよ?私の『孤独』も貴方の『孤独』も。
どんなに苦しくても、誰にも理解してもらえなくても、それはきっと当たり前。
だって『それ』は見えない『心』。
貴方の『孤独』は貴方にどんな『気持ち』を感じさせてるのかな?
私みたいに『幸せ』?それとも『不幸せ』?
どっちも見えない。
貴方以外。