「お前かわってるね…ねぇ怖くないの?」
彼はそう言って笑いながら私を抱きしめました。
それは十八歳の夏の話し私の名前はリナ。彼氏も作らず毎日ダラダラ学校とバイトの退屈な日々。
何か楽しい事ないかな…
それが私の口癖。
そんなある日、バイトの社員さんが青ざめた顔で話しかけてきた。
「リナ!!頼む!!女の子集めてくれ!社長に合コン頼まれて組んだんだけどドタキャンされちゃって…オレ殺されちゃう」
めんどくさ…うざいな…
「頼むよ!寿司でも肉でも全部おごりで!全員ベンツで迎えに行くから」
まぁヒマ潰しにはなるか…
「しっかたないなぁ♪」
と返事をし私の自慢の美人な先輩達にアポをとる。
もちろん返事は○。
そして約束の時間に高級ベンツがやってきてイタリアンレストランへ。
やってきた社長は四十だいのデブ…「なんならメニュー全部頼む?」なんてドラマみすぎだろって感じ…
料理の美味しさが疲れにかわってきた…
その時…
彼はやってきました…
「まったぁ〜?楽しんでる?」
彼の名前はユキ。社長さんで36歳って言ってるけど…見た目は二十代。キラキラした笑顔に色素の薄い目、そしてフアフアした話しかた…やばい…この人…
先輩が私をこついて耳元で
「ちょっと!きたよ!完全リナの好きなタイプ!」
そぅ!
私は一瞬にしてトキメイてしまったの♪
そして思ったの…
この人が欲しい!!
そぉ…これがすべての始まり…
2人はこうして出会ってしまった。