空には月が上がり村は静まりかえった頃、村の中心部では魔物を狩りに来た者達が死んでいく。
「うっ・・・うわ―――っ!!」
今日も1人、魔物を狩りに来た者が魔物に殺された。
―朝―\r
「これで、何人目だ・・・?」
村の人が言う。
「これで、50人目だ・・・」
「やはり、今回もダメだったか・・・」
「あぁ。奴が来てもぅ半年になるな・・・」
「誰か、あの魔物を止めれる物は居らんのだろうか・・・?」
2人の村人が話していると、後ろからこんな声が聞こえた。
「俺が、狩って見せようか・・・?」
―夜―
今夜も魔物はいつもの中心部に行き、血の染み込んだ刀を抜く。
「よう・・・。御前が魔物か」
魔物の後ろからあの男が現れる。
「!」
「まーだ、餓鬼じゃねぇのか?」
「五月蝿ぇな・・・」
「ハッ・・・、礼儀知らずの魔物だな」
「さっさと、来いよ」
男は刀を抜く。
「あぁ、そぅだな・・・。礼儀知らずの魔物に礼儀を教えてやるよ」
「上等だ!」
魔物は、男に襲い掛かる。
だが、男は一瞬のうちに魔物をしとめ、魔物は謎の男によって狩られた。
次の日、魔物は少女と出会い一緒に旅をすることになる。