嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ。
中学2年の私は引籠もりながら、万年筆でこんなことを綴っていた。愚痴と想いをただひたすらに。
私はどうやってここから抜け出せるかすらも考えなかった。ただ、大切な人を目の前で…。。。
だめ。思い出すと、寒気と吐き気がする。喉が苦しくなる。頭痛がする。
だから私は、思い出さないためにも、新しい日常を送ろうと、中学を転校、そして高校に進学した。
高校に進学したのはいいものの、ありきたりの日常に退屈だった。
何故、私だけがこんなに退屈で、辛いのか―\r
考えるのが嫌になり、私は本を読むようになった。そして、小説を書き始めた。私が、大切な人に犯した罪を償うために、自分のできることをしようと、ただ、がむしゃらに書いた。
例えるなら―\r
子どもの落書。
そんなことをノートに描きながら日々を過した。
でも、運命は、私を見逃してはいなかった。
高校生になり、半年が過ぎた頃、担任の先生が部活を強制してきたのだ。
そんな面倒なことに頭を悩ませながら、私は、日課になっている放課後の読書をしながら、ノートを共に、図書室にいた。