「竜…ならどうかな」
「上出来だな!」
無邪気に笑う君を…
優しく頭を叩く君を…
こんなにも好き。
でも言わない。
切ない片思いをしていたんだよ。
「教室行けよ」
「竜…は?」
まだ少しこの呼び方に違和感があったんだ…
「俺も行く…じゃなきゃお前行かないだろ」
綺麗な金髪が風に揺れた…君はキレイだった。
「じゃあ…先に行くね」
この時間が勿体なくて
本当は離れたくなかったんだ…
「愛流!!」
ドキッとして心臓が破裂しちゃうんじゃないかと思った…