小山くんは一人暮らしをしていて。今のあたしにはうってつけの逃げ場だった。
『どっどうしたの?』泣き疲れたあたしを見て彼は目を丸くして驚いていた。
『ごめんなさい。んっ。ぐっ。振られちゃった。』
そんなあたしを家にあげてくれて、ただあたしの話しを聞いてくれた。そして一言
『俺寝るね。』
そりゃそうだ。もう夜中の?時。
『聴きたいCDあったらかけていいよ。』と告げ彼は寝てしまった。
あたしはガサゴソCDを探して見つけた。aikoをかけた。そのアルバムは林くんを想いながら聴いていた。『それだけ』を聴いていたらまた涙が流れてきた。
そんな音楽