このままで… Vol.2

Reira  2007-12-04投稿
閲覧数[129] 良い投票[0] 悪い投票[0]

そいつがそう言ってくれた事。隣がまた、そいつだった事が何だか嬉しかった。
あたし、嬉しい…??
自分の気持ちにQUESTIONが浮かんだ。

そいつ(隣)の後ろは家が近所の芳彦。幼なじみというほど、小さい頃からのつきあいではないが、それに近いものはある。

宏美が誰かに席を交換してもらって、あたしの前に座った。宏美はあたしの親友だ。

4人でバカやりながら日々は過ぎていた。
そんな日々の中あたしはそいつを好きになっていた。…ながいながい恋の始まりだった…。

そいつには彼女がいた。
しかも同じクラスの中に。知っていて好きになった。彼女はあたしと違って、とてもおとなしそうな文化部系の女の子。
いつも穏やかに笑っていそうな女の子。梨沙ちゃん。
はぁ。違いすぎる…。

あまりにも違いすぎて、張り合えないし、彼女から奪ってしまえっ!なんて思えなかった。

ただ、そいつの隣で過ごす日々が楽しかったから、それで良かった。
でもそいつを好きって気持ちは大きくなっていて、彼女は傍にいる…その分苦しくなっていた。

そしてまた席替えをする事になった。

席替えなんてしたくない。
あたしの気持ちはそれだけだった。

i-mobile
i-mobile

投票

良い投票 悪い投票

感想投稿



感想


「 Reira 」さんの小説

もっと見る

恋愛の新着小説

もっと見る

[PR]


▲ページトップ