#幼き恋#5

#日色#  2007-12-04投稿
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「またまた〜タツヤは、嘘が上手いねぇ〜」


震える体。


「オレ、マジだから。」


タツヤは真剣な太い声で言った。



嘘………………



タツヤは、本気だ……


「ありがとう。実はね、うちも、タツヤの事がすごく……好きなんだ…」


素直に…


タツヤに告白した。


スッキリする。


「マジ?両想いじゃん?マジオレ幸せなんですけど…」


タツヤ?それ、本当?


嬉しくて………


体がすごく震えるだ。


胸はドキドキして…


タツヤに伝わってしまいそうなくらい…………


「オレ、お前に逢いたい。
今からオレ!お前ん家の前行く!」



タツヤは、喜びながら言う。


「えっ?え〜〜〜」



「駄目?」


「来て………………」


素直な気持ち。


伝えたよ?


「駄目つっても、行くから!」


微笑みが浮かぶ。


恋って、凄いね。


味わった事ない気持ちを
味わったよ?





私は、タツヤに会いたくて、


愛しくて、


あの笑顔が見たくて。



5月の風を浴びてながら、


タツヤを待つ。


こっちに走って来る人が居る。



タツヤだ…………



タツヤは、笑顔だった。


「待ったか?」


「全然♪タツヤ…本当に好きなの?」



不安な私を宥めるように、

「好きだから、お前の所来たんだろ!」



表せない、気持ち。


ドキドキする体。


「あ…ぁり…がとう…」


照れて、タツヤを見れない。


「ヨシッ!どっか行くか?」


「えっ?こんな夜何処に?」

もぅ、7時を過ぎていて、
辺りは真っ暗。


「ぅ〜〜ん?コンビニ〜」


タツヤはそう言って、


前に、スタスタ歩いた。


私はキョトンとしていた。

「コラ!行くぞ!」


タツヤは私の手首を掴んで、
引っ張った。


ドキドキが伝わりそうで、

怖かった。



タツヤとの、初デートはコンビニだったね?


タツヤは、コンビニに入り
コーラを手に取った。


「お前、買わないの?」


私は首をふった。




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