多重恋愛18

 2007-12-04投稿
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「それじゃ、仕事いくね」

「行ってらっしゃい」
ホテルの入り口までたつやを見送り、部屋に戻る。

一つだけ乱れたベット…

「あぁ…もう!!」

きれいなベットをぐしゃぐしゃにして、頭を抱えた。

最低!

だんないながら二股?なんて最低な女?

とおるになんて言うの?たつやにばれたら…だんなは?こどもは?

あたまがぐるぐるまわりだし、ふとんにバフッとたおれこんだ。



気付くと約束の時間間際だった。

あわてて、身支度をして主人に頼まれた用事をすましにでかける。
鏡の中には、さっきまでいた女とはちがう、貞淑な妻の私がいた。

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