これは乗っかってきているな。
ある時、直感しました。
素直で分かりやすい年下くんでしたから…まだこの時は。
でも策略家の要素は持ち合わせていたな、と今となっては思い出されます。
ある日、マンネリした同棲中の家に帰ろうと、買ったビールを下げて歩いていると、背後から呼び止められました。
振り返ると、例の年下くん。
「道に迷っちゃって…」
分かりやすい嘘と気付きながら、分かる道まで送って行きました。
可愛い!…最初の感想なんてそんなもの。
なんとか落としたい!
まだ余裕のあるわたし。
次のプランを練るのでした。