君が笑うと、僕も笑うから 3

けい  2007-12-04投稿
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 立ち尽くしている間に、めぐみは行ってしまっていた。だが、そんなことは気にしていられない。その時自分は気付いてしまったのだ。俺はもう、めぐみと一緒にはいられないということに。
 その場にしゃがみこんで、考えた。
 あの笑顔を、俺はいつから見ていなかった?そばにいるのが当然で、いつからかめぐみを、本当の意味で見なくなっていたのか?めぐみは自分の変化に気付いているのか?
 疑問はつきない。ただ、絶対に揺るがない、確かな答えがひとつ、出た。
 俺とめぐみに、未来はない。



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