空は青い、どこまでも青く澄み切った空だ。そんな日は学校をサボってどこか遠くに出掛けたくなる。だがそれもむなしく自分は単位がヤバかった。
そしてため息を吐きながら支度をしていると、家の中に一つの音色が舞った。「ピンポーン」
朝早くから家の中に音楽をかもしだつ奴は一人しか居ない。 仕方なく、まだ冴えてない頭を振り階段をリズム良く降りた。そしてその音楽をかもしだす原因を排除するため玄関を開けた。
照らしつける太陽が憎いなどと思っていると「ほわわわぁ〜悠くんがこんな朝早くから起きてるよ〜」と柔らかな声色が鼓膜をくすぐった。
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