堕落(お)とされるべき居場所(トコロ)があるなら
僕は 神(キミ)の望み通り
遙に堕落とされる事を願おう
その代わり 二度と逢えない君を
一刻だけ 慈しんでも 良いですか…?
君の吐息と馨りを僕の體に染み込ませて
僕は孤独(ひとり)で堕落してゆこう
翼(はね)を漆黒に染められ 僕は地へと 落下してゆく…
もう神(キミ)は 見えぬ天(そら)の果て
君だけは堕落してゆく僕を憂んでいて下さい
堕落してゆくものから 愛おしい神様(キミ)へ
これが神(キミ)に奉る神(ボク)からの最期(さいご)の恋文(ラブレター)です。