「………」
君は否定しなかったね。
胸が痛かった。
私一人で舞い上がって
私一人で落ち込んで
誰かが君の名前を呼ぶたび誰かに嫉妬する…
こんな自分が情けなくて
惨めで…君が好きなんだって体中が叫ぶ。
思い知らされた…どれだけ君が好きなのか。
君の前から逃げる私を桜の花は見てたんだ…。
花びらさえ私を馬鹿にするんだね…
次の日君は目も合わせてくれなかった。
近づかないで…なんて言えばそうだよね?
だけどね、私は君を見てたよ?大好きな君の背中をただ見てたんだ。